超高層ビル建築にも採用されるCLTは耐震等級3の住宅を建築できる

超高層ビル建築にも採用されるCLTは耐震等級3の住宅を建築できる

住宅は私たちにとってとても大切なものです。
私たちは長期間その中で生活をし、子供を育てたり安らぎを得たりするという事を行います。
そのような事から、私たちが住む家では十分な安全性を確保したいものです。
その中の一つとして、耐震性があります。
耐震性についてのこれまでの常識は、木造住宅は大変地震に弱く鉄筋コンクリートにはかなわないというものです。
最近ではこのようなことの一部が見直されつつあります。
それはCLTと呼ばれる新たな木質部材開発が行われたためです。
CLTとは、ある程度の厚みのある木材のひき板を複数繊維の方向が直交するように並べて貼り合わせたものです。
このような構造により、従来の木質材料では実現不可能だよと言われたようなことができるようになってきました。
特にその強度については、超高層ビル建設でも必要とされる耐震等級3の家屋を木造で建設することが出来るようになりました。
木質の温かな素材の雰囲気と強度を併せ持った材料が作られてきたわけです。

CLT製法で作られた住宅は地震にも強いが

地震に耐えることができる建物の基準は壁の量によって決まります。
つまり壁の量が多ければ多いほど耐震性は高いと言え、ガラス張りような窓の多い建物は耐震性が低くなります。
壁の量とは壁の長さと壁の強さを掛けた値で、木材を縦と横に合わせた製法のCLT製法を採用している住宅は当然壁の強さは強くなり、ふんだんにこの壁を使っている住宅は地震にも強いと言えます。
実際に見ても合板で作られた壁とCLTの壁は厚みが全く違い、壁の長さも短くなっていているのがわかります。
この工法は中高層ビルにも使われていて、そのことからも相当強いことがわかり、一般の建物ではビルのような背の高いものではないので、かなりの震度にも耐えることができます。
過去にあった大きな揺れでもこの工法の建物は倒壊していないことが証明されていて、普通に建てるだけでも強く、わざわざ耐震工法である制震ダンパなどを設置する必要もありません。
壁もコンクリートよりも固く倒壊せず住んでいる人を守ります。

CLTに関する情報サイト
CLT住宅について知ろう

このサイトでは、家づくりを検討するときに役立つ、CLT住宅の基礎知識を初心者にも分かりやすく解説しているのが特徴です。最近では非常に強度の高いRC構造が注目されるようになっていますが、これはコストが高いため一般の人ではなかなか手に入れることができないと言うデメリットがあります。このサイトでは、木材が持つ高い断熱性能を活かすことができることや、耐震等級3を満足するため安心して利用することができることなどを、具体例を挙げて詳細に解説しています。

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